【CDS】moonright serenade

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gatag-00012521WINGS セカンドシングル

小説「背徳の堕天使」で登場。某楽器店のCMソングに起用。
高校2年の冬に作成、3月27日発売
(画像はイメージ/フリー画像)

 

相羽勝行がその多彩なアレンジと演奏の才能を披露するきっかけになった一曲。
今西光が夜のイメージで作曲した曲に、「月下の演奏会」というキーワードを充てたことで、色んな楽器が重なり合うアンサンブルが勝行の手によって生み出された。

通常ギターを演奏しながら歌う勝行だが、この曲ではサックスとバイオリンも巧みに操り、間奏を生演奏で盛り上げた。ライブ中では光のピアノに合わせてバイオリンを実際に生演奏。

 

<<小説本編から引用>>

ギターとピアノ。この二つの楽器が混じりあった音が、WINGSの全ての原点。自分がでたらめに作ったピアノ演奏に色んな音が混じりあって、一つの作品を作り上げていく編曲過程を勝行の部屋で初めて見た時、光は言いようのない感動を覚えたことを思い出していた。
「ああ…そっか…楽器…音…」
光の好きな世界が、目の前に広がってくるような、そんな気がした。
ふと机に肘をついて外を見やる。真冬の放課後は暗くなるのが早く、まだ夕方だというのにもう月明かりがうっすらと運動場側の窓辺から差し込んで見えていた。
「月光…月下の演奏会とか…想像した…」
「へえ、幻想的で綺麗だね」
割としっとりした曲調で、イントロにピアノの高音ソロが入る。光のその一言だけで、勝行の中で編曲イメージも固まってきた。
「月明かりの下でする、夜の演奏会か…音と光だけのファンタジックなセレナーデだね」
第2章5話より

月下の演奏会。
そのイメージの通り、勝行がアレンジした色んな楽器の打ち込み音と、自分が弾いたベースとピアノ、バックバンドのライブハウス友だちが演奏したドラムスと勝行のギター、サックス。色んな音が入り混じって、月光の弧を描いて、勝行の優しい声がその上で白い月に向かって唄をプレゼントしているような気がした。
綺麗で、聡明で、神秘的だ。
第9章より