背徳の堕天使 あとがき的裏話

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お疲れ自分。大人編の光くんの話を読めば読むほど、お前ら一体何があってこんな中途半端なラブラブになったんだ?と疑問のわく関係でした…。そのきっかけの一つがこの話のメインである事件なので、もういっそ大変だけど気になるからちゃんと書こう、18禁…!(笑)と思い立って、急に書き出した小説でした。

「背徳の堕天使」
高校生編のメインストーリーの一つでもあります。

だから本当は、中学生編をサイドストーリーにするのなら、これがWINGSの柱になる話なんですが、もう事件のことでいっぱいいっぱいで、心情の話になると無駄にページ割いて長くて大変で、巻いて巻いて、巻きまくっての完結です。

初版から大いに加筆修正して…エロシーンを若干延ばして…(笑)今に至りますが、まだ書き切った感はないです。書き切れなかった話は短編でいつか書きます。

テーマはタイトルの通りです。

「背徳」「堕天使」

今西父子のために、使いたくてあたためていたタイトルです。

エロシーン完全表現、初めてでした。…過去に一度、当時高校生だった作者が気合い入れて置鮎保氏のBL18禁を書こうとしたものの、速攻挫折しました。うんと大人になった作者は、ケータイ18禁小説を読み慣れすぎたのか、割と抵抗なく…ガツガツタイピングしてしまいました。それでも表現は難しかったです。光くんを書くとどうしても、別の単語でごまかせません。彼はあまりにも正直に、教えてもらった言葉を日中夜ガンガン使うので、比喩表現できず(笑)

基本のストーリーはできていたのに、途中で父子が大暴走してくれたおかげで、若干内容が変わりました。勝手すぎるので、行動に日時制限をかけて、桐吾が光に接触する犯罪日を必ず土曜日にしてもらいました(笑)カレンダーを作ってスケジュール管理までして、あとはもう本人たちの行動を脳内テレビを介して観て書くだけ、みたいな状態でした。月齢もきちんと計算して書いてます。

リアル世界では2014年のカレンダーがこの世界のカレンダーに当てはまります。一回調べながら読むと面白いかもしれません。

 

光くん。

暴君の王子様は、実は思いっきりヤラレキャラのお姫様でした。というストーリー設定は割と初期から作者脳内には存在しますが、これ…みんなに公表したら、光くんがみんなに嫌われるかも(汗)と真剣に悩んだものです。両親虐待ネタは中学生の光くんが出ていた当初から実は伏線で書いてる(笑)と、大人になって読んで気づきました。わかりにくい伏線でしたが。火傷の虐待傷痕って結構グロいので、内科診察とか行ったらすぐばれるだろと思ったんですが、まあ桐吾は優しいので、ぐりぐりしないでちょっと火種点ける脅し程度でやめてたことにしてください(笑)

 

勝行くん。

可愛い勝行くんが、だんだん人格分離&ネガティブ度が酷くなっていく途中過程の段階でした。桐吾部下とのやり取りとか、奴が勝手にコーヒーとか飲み出して面白かった。てか、かっこいいヒーローになって姫を救けに行かないといけなかったのに、保に心酔する姿から光に誘惑される姿まで、どれ書いても可愛い彼しか出てこないから焦ったよ。ちゃんとバトルしてくれてよかった。これから情操教育中の光くんに更に翻弄されて、性格ひねくれていくんでしょうね…。いいよって言っちゃった手前、彼があのエロガキを制御することは中々至難の業かと。

 

今西桐吾。

名前設定がどっかいってしまって、テキトーに名前つけ直したら、キャライメージがガラッと変わってカッコいい悪者に進化(笑)初期設定ではもう少しモヤシくさいリーマン風イラストで描かれていたんですが、これもう明らか違いますね。野生の男。ワイルドな男殺し。ヤクザ。めっちゃイケメンやろ…貴方。だから光くんはほだされたのね、と納得。倒錯の世界はこの人の一人舞台。女神様とかいうてる時点で結構マニアックで宗教心酔しかかってる気がしますが、元が外国文化好きな青年という設定だったので叙事詩とか戯曲が好きでそこからの神話ネタなんでしょう。イシュタルは古代メソポタミア神話の神様です。アンタは光くんを崇める教祖ですか?(笑)

この人こそが光くんの音楽ルーツとクセのある性癖を作った張本人です。名前は光源氏の父親、桐壺帝から。そのまんますぎ(笑)…そうか、だから光くんは急に桐吾好きになったのか…。初期設定では過去回想のパパ以外は完全嫌われ極悪人でした。男色ではないので光くんをなんとか自分なりの象徴的な女性に仕立てあげてました。

 

置鮎保。

WINGSの話から絶対外せない、というか学院舞台の本編では全く出てこない人なので、基本彼らとセットでしか出ないお兄ちゃん。

勝行くんのこと猫かわいがりしてる初期から、光くんとセットでいじり相手に変化するまでのお話をもうちょっと書きたかったんですけど、このメインストーリーとは話がそれてしまうので割愛。ごめん。

おねだりの抹茶アインシュペナーは彼が勝手に言ってきたけど、バウムクーヘンは作者の趣味。実店舗モデルあり。この人、甘いもの好きです。甘いものが苦手な勝行くんが、我儘なスイーツ男子二人を引き連れてケーキ屋めぐりしてるのが容易に想像つく(笑)いつか短編で書きたい。

しかしこの人はホントに仕事できすぎ。ドリンクゼリー一本でどこまでも働く。ホントに将来プロデューサーやめて医者になれんのか?疑問。ちなみに吹奏楽部のネタは彼の大学時代のネタです。

 

癖の強い人ばかりが出てくる話で疲れましたが、読み手側に立ったらどうでしょう。作者は純粋に、脳内で繰り広げられる物語が楽しくて、つい続きが気になってしょうがなくて、仕事もろくにできませんでした(笑)まあ、正確に言うとゴールはこう、と決められている以上、どうやってゴールに持って行くんだろうコイツら、とハラハラドキドキしてる方が多かったですけどね。

面白かったけれどボツになったネタも含め、読み手側が「あー一気読みしてしもたー」と言ってくれるような、そんな小説が書けたらいいなあ…と感じました。当初の執筆日数、十日。長編未来ねつ造小説「孤独のオアシス」の半分の日数で書き上げたことに驚きを隠し得ません。

シリアスばっかり続くとお笑いとかほのぼのとした話が書きたくなります。

 

さくら怜音 書いた日 : 2015年8月